ライジング苗穂スタッフが、つづる日々のブログ

2018-11-09 「アンパ……ンマン??」

 
 
スリジャヤワルダナプラコッテ 金井です。

先日久しぶりにmixiにログインしてみて日記からこんなものを見つけました。

「藍と祐希だけが友達さ」

大地が怒っているのか、風がうねりをあげて吹き荒んでいる。
そんな中にアンパンマンは一人立ち尽くしていた。
その、どこか悲しみを滲ませている背中には血が滲んでいた。
マントはボロボロで、滴る血を吸い上げている。


「……後悔はしていないと思ったんだが……」


独り言が虚しく響く。
その瞳には涙が交じっているように思えた。


「ここにいたのね」


アンパンマンは声のしたほうへ振り返る。
優しい笑みを浮かべながら藍が立っていた。


「藍……。僕は……」

「終わったのよ全て。だから、気にすることなんて何もないわ」

「でもッッッ……」


言葉にならなった。悔しさに顔を歪めることしか出来なった。
そのアンパンマンを暖かいものが包み込んだ。


「大丈夫。大丈夫よ」

「あ、……藍?」


藍が涙を静かに流してることに気が付いた。
それを、ゆっくり拭ってあげた。


「祐希は……許してくれるかな?」

「きっと許してくれるはずよ」


時は遡る……。


――2年前――

眩しい太陽の光が元気に降り注ぎ、柔らかい風が通り過ぎていく。
木々は瑞々しく、鮮やかな緑の葉を揺らしている。

そんな中、<ベーカリージャム>では忙しなく皆が動き回っていた。

「クロワッサンあがったよ」

「サンキュ! 次はあんパン頼む!」

「了解!! 祐樹ぃ~! 次、あんパン!!」

「ったく。人使いが荒い店だぜ……」

祐樹は一人ごちりながらも、しっかりと額に汗をため働いていた。
そう、いつにも増して店が混んでいる為に臨時で藍と祐樹が召集されているのだ。
しかも、今日に限ってジャムの親父さんは体調が芳しくなく病院で検診を受けに出払っていた。

「悪いわねいつも」

「いえ、慣れましたよ。おかげさまでパンを一人で焼けるようになれましたし」

その通り、祐樹は臨時召集されるうちにジャムの親父さんをも凌ぐパン職人になっていた。
店のパンは全て頭の中に入っているし、最近はオリジナルパンを開発するほどだ。

「祐樹ぃ! あんパンまだぁ??」

「もうすぐだ! ちょっと待ってろ」

その時だった。鼓膜が破れるくらいの轟音と共に、地震の如く地面が踊りだした。
店内からは悲鳴や、モノが落ちる音が聞こえる。

「大丈夫か? 一体なにが起きた!?」

祐樹が藍を抱き起こしながら外を伺うとアンパンマンが立っているのに気が付いた。

「あいつ……何してやがるッ? オイッ!! アンパ……ッ!」

呼ぼうとしたその時だった。

「みんな伏せて!!」

強烈な爆風が辺りを包み込んだのだった。
砂埃が高々と天へ巻きあがり、強烈な風圧によって目を開ける事すらままならない。

「くっ……何が起きたんだよッ」

腕で目を庇いながら祐樹が唇を噛んだ。
ここにいる誰もが状況を理解出来ていないのだから無理もない。
ただ一人例外を除いて……。

「……なぜだ……」

アンパンマンはその場を微動だにせずに、風の発生源をじっと見つめていた。

徐々に辺りを包んでいた風は弱くなり、太陽の光が差し込んできた。

「クハハハ! 長かった。実に長かった!! そうは思わないかアンパンマン!!」

「なぜ、バイキンマン……貴様がここにいる……? あの時確かに……」

戸惑いの表情でバイキンマンを睨み付ける。
その睨みを見て、バイキンマンは厭らしく口端を釣り上げてニヤリと笑う。

「封印したのに……ってか? あの程度でこの我を御せるわけがない!!!」

全身がどす黒く、その瞳は真紅に染まり、傷が無数に身体へ刻み込まれているその肉体からは圧倒的な死のオーラが溢れ出ている。
藍と祐樹と羽夕子らは、その場に貼り付けられているように一歩も動くことが出来ない。
抗う事が出来ない圧倒的な恐怖がそうさせていた。






アンパンマンwww







いったい私はこの時期何を思ってこれを書いたのでしょう……。
ちょっと続きが気になるのがムカつきます!!
昔の金井先生の次回作に期待しましょう。